ブレスラウ大学への入学
1911年春にギムナジウムを卒業したエディット・シュタインは、当初ハイデルベルク大学に入学することを考えていた。「ギムナジウムに通っているとき、その魅力を古い学生歌が魅惑的に歌っているハイデルベルグ大学に、エレナと一緒に一学期から行くのが私の計画でした。」エディットは、ハイデルベルグ大学への入学を考えていたが、その際、ブレスラウ大学の2年生だったエレナが、ハイデルベルク大学に転学することを期待していた。学生が複数の大学を移動して学ぶことは、ドイツの大学の制度では、決して珍しいことではなかった。しかしエレナが医師前期試験を直前に控えていたため、エディットはこの計画を断念せざるを得ず、地元のブレスラウ大学に進学することにした。
詩情豊かな学生歌に惹かれて、大学選択を考えていた当時のエディットには、ブレスラウ大学でこれを学ぼうという、明確な目的はなかった。1911年の春から2年間、ブレスラウ大学に在学する間に、結果的にエディットが最も力を入れて勉強したものは心理学であった。エディットは大学入学後、最初に出た講義、ウィリアム・シュテルンの心理学講義について次のように述べている。「心理学の講義は、私が聞いた最初の講義でした。それはひとつの予兆だったかもしれません。と言うのも、私はブレスラウで学んだ2年間で、最も多くの時間を心理学に費やしたからです。シュテルンの講義はとても簡単で、分かりやすい講義でした。私は心地よい会話の時間のようにそこに座っていましたが、少しばかりがっかりしました。」
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